トレーニングの原則 ~これだけは知っておこう~
IPFトレーナーの佐藤です。
最近のマイブームは池井戸潤さんの本を読むことです。ドラマでも有名ですよね。そう、『倍返しだ!!』で有名な半沢直樹シリーズです。
読書が苦手だった私ですが、(300ページの本を読むのに1カ月はかかっていたくらいです。それに読後ほとんど内容は頭に残っておりません。)ある方から、
正しい本の読み方
を教わり、劇的に本を読むスピード、内容の理解度が飛躍しました。
今では300ページの本であれば、2日あれば問題なく読み終わります。読んだ後にしっかりと内容も頭に入っております。
自分の読みたいように読む、これでももちろんよいのですが、
読書には原則があり、
それを実践するとやはり読書の質が違います。読むからには効果的に読みたいものですよね。そして、
トレーニングにも原則というものがあり、
この原則を守らないとトレーニング効果が上手にでませんよ、ということなのです。忙しい時間を割いて辛いトレーニングをやるのなら効果的に行いたいものです。
ということで、トレーニングの原則たるものをシンプル・イズ・ベストに書いてみます。
〇継続性の原則・・・・読んで字のごとく、とにかく続けましょう
当たり前です。1カ月に1回気が向いたらフィットネスクラブで筋トレをする。これでは効果がでないですよね。筋トレしかり有酸素運動しかり、運動というものは継続することで効果がでてくるものです。
まずは週に1回でも構いません。慣れてきたらちょっとずつ頻度を増やしていきましょう。
週に3~4回できればベストです。
〇可逆性の原則・・・トレーニングをしないと体は元のレベルまで戻ってしまう
「昔はガンガン走れたのに今は階段を上っただけで息がゼーゼー。あー情けないな。」
中高年のおじさま方から聞こえてきそうなセリフです(笑)
そう、運動をしないと体はどんどん弱くなっていくのです。
昔オリンピックに出た方でも、その後何十年もトレーニングをしないで普通の生活をしていると、普通の人同等レベルにまで体力は落ちてしまうものです。
歳を取ると誰でも体力は落ちますが、トレーニングをすることで体力の下り坂の傾斜を緩くはできるのです。
体力を落とさないために運動を継続しましょう。これは先ほどの継続性の原則に通じますね!
〇漸進性過負荷の原則・・・日常生活以上の負荷をかけ、そして徐々にレベルを上げよう
漸新性はぜんしんせい、と読みます。ざんしんせい、ではありません。(よく間違って読む方多いです)
ヒトは日常生活の刺激に慣れてしまいます。
腕立て伏せを毎日20回日常的にやっている人はその刺激に慣れてしまいます。
毎日3キロ日常的に走っている人はその刺激に慣れてしまいます。
最初はきつかった腕立て伏せやランニングが今ではもう刺激が不足し、マンネリ化している状態です。
このまま腕立て伏せを20回ずっと続けていても日課としては素晴らしい継続力ですが、トレーニング効果はあまりありません。こうなったら新しい刺激を体に注入しましょう!例えば、
・負荷を高める(背中に重りを乗せてやる、走るスピードを速くする)
・回数を増やす(20回から30回にしてみる、走る距離を3キロから5キロにしてみる)
こうすれば今までにない新鮮な刺激が体に入ってきます。
体はこの新しい刺激に対して、「なんだこの刺激は!?今までにないぞ!次この刺激がきても負けないように強くなってやる!」と適応するのです。
マンネリ化は成長を止めてしまいます。
体に新しい息吹を与えましょう!
〇意識性の原則・・・これをやるとどういう効果がある?「俺、理解しているよ!」
トレーニングをやる目的、効果を知っているのと知らないのとでは、トレーニング効果の現れ方が違うのです。
<目的は筋肉を大きくすること、だから6~12回できる重さで3セットやる>
こんなイメージですかね。
効果的なやり方がわかっているとモチベーションも保ちやすいですよね。だって、これをやると確実に効果が現れるとわかっているのですからね。
どういった効果があるかわからないけど、人に言われたからやる、これでは効果的ではありませんよね。
よって、
ある程度の知識は持っていた方がよい
ということになります。
〇特異性の原則・・・やったことにしか効果は現れない
下半身の筋トレをすると下半身の筋力が向上(上半身はつかない)、柔軟体操をすると柔軟性が向上(筋肉はつかない)ということです。
上半身をマッチョにしたければ上半身の筋トレ種目をすればよいし、マラソンでよいタイムを出したければ走ればよいし、体を柔らかくしたかったらストレッチをすればよいのです。
目的は何か?どうなりたいのか?を考え、これに合った内容のトレーニングをすれば近道ということです。
これらの原則を守るだけでトレーニング効果は確実に現れます!言われると当たり前の原則ですが、結構な人が知らなかったのではないでしょうか?
どうせやるのならトレーニングの原則に則って、効果的にやりませんか?
是非、IPFでトレーニングを受けて見てください。
楽しく、そして最も効率的なトレーニングをご案内いたします。